こだわりを捨てる

パソコンがなかったとき

ありがたいことで、ITがこれだけ発達し、機械が色々と作業を代わりにやってくれるおかげで、自分ができる作業量が増えています。

前職時代、職場の先輩に以前の仕事内容について話を聴く機会があったのですが、「パソコンが無かった時代は、仕事で作る書類は全部手書きで作っていた」と仰っていました。

正直、想像できません。

パソコンで書類を作るのが当たり前になっていますから、手書きで書類を作成しろと言われれば、無理ですね。パソコンで作った書類を手書きで作ると、数倍の時間を要するでしょう。

今では、パソコンを使って便利に書類が作成できるので、今の時代に生まれてよかったなと思います。

こだわりを捨てないと作業に時間がかかる

じゃあ、それで楽になったのか。そう言い切れない面もあります。パソコンで作った書類は、修正も簡単です。文章の直し、入れ替え、図表の修正・・・。パソコンなら何とでも直せます。パソコンがない時代なら、見逃されていたであろう細かいミスも、今なら許されませんでした。また、こだわりのある方が仕事に絡むと、全部そのこだわりに合わせる形で修正することになり、かえって手間がかかります。

これは、自分でもそうです。あまりに細かいところが気になると、いつまで経っても終わりません。微修正が簡単にできるので、文字のフォントや大きさ、色遣いなど色々と試したくなって、終わらなくなるんです。

それで、できた成果物はそんなに変わらないという。

作業のお尻を決める

これではマズイので、作業の期限を決めて、期限を過ぎたら触らないと決めました。

便利のためにパソコンで作業をしているのに、かえって時間が無くなるなら意味がありません。持ち時間は一人24時間と決まっています。時間を有意義に使わないと、過ぎてしまった時間は取り戻りませんから。

期限まではこだわって徹底的に作業を進めて、期限が来たらこだわりを捨てて完了させる。そして、別の作業に取り掛かる。

これを自分のルールにしたいと思います。

メモ

Posted by corner-stones