周りが気になるお年頃
おはようございます。東京・練馬の税理士、村田龍矢です。
今日は、周りが気になるお年頃、というお話。
周りが気になるお年頃
国税組織では、この時期は人事異動や昇進の話題が落ち着き、新しい体制が本格的に動き出す頃かと思います。
私が国税組織にそのまま残っていれば、ちょうど同期採用の仲間たちに「役職」が付き始めるような時期です。
ナントカ長とか、○○補佐とか。
同じスタートラインに立っていた同期たちの中にも、だんだんと明確な「差」がつき始める。
そんなフェーズに入ってきました。
私はすでに組織を離れ、個人事業主として独立しています。
組織の出世レースからは完全に降りた立場ではありますが、それでも風の噂などで同期の人事の状況を耳にすれば、少し気になってしまう自分がいます。
組織から離れても少し気になるのですから、これが同じ組織に残っていれば、それはもう気になったことでしょう。
では、組織を離れれば他人が気にならなくなるかというと、実はそうでもありません。
今度は「同業者」での比較が始まります。
あの事務所はどんどん大きくなっている。
従業員を何人も雇っている。
顧問先が何百件もあるらしい……。
そんな情報が目に入ると、「ひとり」でやっている自分と比べてしまい、心がざわつく瞬間というのは、人間である以上少なからずあるものです。
「気にしてしまう自分」を受け入れ、距離を取る
組織の役職であれ、事務所の規模であれ、私たちは無意識のうちに「他人の定規」で自分を測り、比較してしまう生き物なのでしょう。
だからこそ、「人間なんだから周りが気になるのは仕方がない」と、まずは素直に受け入れるようにしています。
気になってはいけないと抑え込めば抑え込むほど、気になってしまうのは人間としてのサガですね。
ただ、そこから比較のスパイラルに飲み込まれることなく、「気にせずに生きていくこと」は確実にできます。
そのための私の思考法は、「そもそも、登っている山が違う」と俯瞰し、スッと距離を取ることです。
組織の中で役職に就く同期たちも、事務所を拡大する同業の税理士たちも、それぞれの「山」を登るプロフェッショナルであり、素晴らしいと思います。
ただ、私は違う山を登ることにしただけの話。
私が独立を選んだ「本当の理由」
ビジネスの規模や役職という他人の定規が気にならなくなる瞬間。
それは、自分自身が「このために独立したんだ」と心から満たされる環境に身を置いている時です。
空調をしっかりと効かせた快適な部屋。お気に入りの音楽を静かに流し、タブレットで重厚な書籍をじっくりと読み込む時間。
誰の目も気にせず、ノイズに邪魔されることもなく、自分の知的好奇心と仕事だけに深く没頭できる、この静かで質の高い空間。
これこそが、私にとっての「至高の幸福」であり、何物にも代えがたい「自分の定規」です。
もし、事務所を拡大し、人を雇い、顧問先を何百件と増やせば、売上という数字は大きくなるかもしれません。
しかし同時に、この「静かで豊かな時間」は確実に失われてしまいます。
私は、それを引き換えにしてまで規模を追いたいとは思わないのです。
他人は他人の山を登り、私は私の山を登る。
ある意味で達観した考え方こそ、心に安定をもたらすのではないかと思います。
【編集後記】
昨日は午前中は豊島で打ち合わせ。
ランチを済ませ、眉毛サロン。
帰宅後、ブログ更新、諸々の連絡。

