このお金は「何のため」に支払っているのだろう
おはようございます。東京・練馬の税理士、村田龍矢です。
今日は、自分は何にお金を支払っているのか、ということについて。
「時間」を買う
例えば新幹線を使う。
実家のある大阪に帰省する際、新幹線を使うと東京からなら約2時間半。
在来線を使ってのんびり帰ると約10時間。
お金で考えると、片道で、新幹線なら1.5万円、在来線なら1万円ほど。
5千円上乗せするだけで移動時間を短縮できます。
東京大阪間の移動を2時間半でできるというところにお金を支払っています。
在来線で移動することで失われる「時間」と、上乗せの5千円を比べて、どちらが自分にとって許容できるかで変わってきます。
開業時で資金を節約したいときは、在来線で帰省していました。
・・・結構、しんどいです。
ありがたいことに、今度帰省するときは新幹線を使わせてもらって、時間を買いたいと思っています。
「空間」を買う
空間も買うことができます。
落ち着いた雰囲気で居心地のいいカフェで過ごすとき、その空間を買っているのかなと思います。
飲食代は別にして。
あるいは、最近見かけたものだと、大人用の自習室、というものがあるようです。
勉強用・仕事用の簡単な個室をレンタルできるサービスだそうです。
これこそまさに、空間を買っているものです。
ただ、空間を買ったとしても、好きにできるわけではありません。
買った時間が終わると、相手に返す必要があります。それに、買った空間が仕切られていないと、周囲への配慮も必要です。
ということもあって、私の場合は空間を買うよりも、自宅事務所を快適にする方向にエネルギーを注いでいます。
長期間、借り続けることができますしね。
「知識・経験」を買う
私の仕事です。
自分のこれまで学んだ税金・会計に関する知識と、国税調査官時代の経験をクライアントに提供し、お金を得ています。
もちろん私もお金をお支払いすることはあります。
自分にとって不足している部分の知識を求めるときに、他の専門家の方の知識・経験にお金をお支払いして教えていただく。
一から学ぶのは何でも大変です。
お手軽に安く、となりますと、「書籍」でしょう。専門書でも、精々数千円出せば手に入ります。
ただ、書籍の場合は基本的に自分と著者の対話ではなく、著者から一方的に情報が送られてきますので、自分の許容範囲が超えてしまえばそれでおしまいになってしまいます。書籍相手では質問することもできません。
あるいは、個別にコンサルティングを受ける。
お値段は高くなるでしょうが、基本的に一対一の関係で知識と経験を伝えてもらうことができます。直接会って話を聞いてしまった方が、ピンポイントでアドバイスも受けることができるでしょうし、何より早い。お金を払うだけでその方の知識・経験を自分のモノにできるのなら、お得では・・・?
人さまの「知識・経験」にお金を支払うという視点、実は結構重要ではないかと考える次第です。
【編集後記】
私は、国税調査官退職後、そのまま税理士開業したので、意外と税理士界隈の一般常識を知らなかったりします。
ということで、他の税理士さんにコンサルティングを受けたり、動画商品を買って、実務的な知識・経験を補おうとしてきました。
他の税理士さんの事務所に所属して学ぶ、ということでも良かったのですが、あまり気が進まなかったもので。
かく言う私も、同業の方向けにコンサルティングを提供しております。
私の知識・経験がお役に立つのであれば、喜んで。→単発相談
さて、昨日は朝一のブログ更新。
お昼前に買い物に。プライベートで用事がたまっていたのでまとめて片づけを。
午後からはオンライン相談をこなしたり、オンラインセミナーの動画を見たり。