「好きなこと」と「得意なこと」
おはようございます。東京・練馬の税理士、村田龍矢です。
今日は、「好き」と「得意」。
どちらが先か
自分が好きなことと、自分が得意なこと。
意味合いは似てるようで、全然違うものです。
好きなもの→歴史、シミュレーションゲーム、読書、温泉、文章を書く・・・
得意なもの→会計、税金、決算分析、コツコツ・・・
好きと得意、どっちが先に来るのでしょうか?
好きなもので言うと、例えば、シミュレーションゲーム。
歴史が好きだったことからゲームで遊ぶようになり、それに時間をかけるようになることで、
経験値を積んで段々得意になっていく。
読書もそうです。小さい頃から本好きだったので、読書をする時間が増え、
自分の中の読書スキルが上がっていって得意になったのでしょう。
好きなものは、時間という資源を優先して投入する傾向にあるので、自然と得意になっている、と。
では逆に。得意なものはどうか。
例えば、税金。人によっては、面倒そうなイメージがあるのではないでしょうか。
今でこそ、仕事にしてはいますが、別に最初から得意であったわけではなく。
私の場合、税金の世界には法律分野から参入しましたので、どちらかというと数字を通してではなくて条文を通して理解をしています。
数字が得意であれば、理系に進んでいたでしょうし。
数学から逃げたので、法律(文系)の世界に入ったわけで。
でも、大学一年生の時は苦労しましたね笑
単位を落としたこともありますよ。
それでも、何年もかけて少しずつ取り組んでいくうちに、段々なじんできまして、いつの間にか得意な分野になっているんです。
で、得意になると、好きになっていくんですよね。
物事をわかってくると、どんどん世界が広がっていきますので、それが楽しくなるんです。
となると、好きと得意は、裏表みたいなものなんでしょう。
そして当然、そうならないことも・・・
好き=得意
であったら、どれだけ単純なんでしょうか。
ことわざに、「下手の横好き」なるものがあります。
自分は好きなんだけど、成果が伴わない。上達しない。
でも、これはいいんじゃないですか。本人は好きだからやってるんです。
時間をかけていくうちに、遠い未来ではモノにしているかもしれません。
逆はどうでしょう。
いや、自分はできますよ、それ。
何だったら、周囲の人間よりも成果は上げられますよ。
でも、好きではないです。それどころか、イヤです。やりたくない。
こういうケースもあるでしょう。
これは、しんどいですね。
好きではない、くらいならまだいいでしょう。
でも、やりたくない、イヤだ、というものだったら?
得意だけど好きではないもの。
こういうことを仕事にしてしまうと、大変です。
本人はやりたくないけど、なまじ出来ちゃうがゆえに、
「君しかできる人がいないんだ」
とか言われて、担当になってしまう・・・。
我慢して働き続けるか、それとも?
好きと得意が重なる分野を
好きと得意を両方満たす分野を仕事にできれば、幸福度は上がるんではないでしょうか。
好きと得意が重なる分野はどこなのか?
よ~く、自己分析しましょう。
その分野でお金を稼ぐことができれば、楽しいでしょうね。
私自身の場合、重なる分野「税金」で商売をさせてもらっています。
でも、重ならない「マネジメント」はやらないのです。だからこそ、ひとり税理士なんてやってるんです。
マネジメントが好きで得意なら、従業員を雇って事務所を大きく、という方向に進んでいるはず。
マネジメント、自分にとってモチベーションが上がらないんだから、こればかりはしょうがないです。
ぜひ、この重なる分野を見つけてみましょう。
【編集後記】
昨日は朝から市ヶ谷の会合に参加。
池袋で図書館に寄って帰宅。
少し休んで、夕方からオンライン面談。
夕食後は「三國無双ORIGINS」。