確定申告には何を出せばいいのだろう・・・?
年が明けて10日ほどが経ちました。そろそろ、個人事業主、フリーランスの方は確定申告に向けていろいろと動かれていることと思います。
そこで今日は、確定申告のとき、どういう書類を税務署に出せばいいのかを解説します。
まずは「所得税」の申告書
最初に思いつくのは、申告書そのもの。この「申告書」、それぞれに名前がついています。
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- 第一表…カラフルな書類で、上の方に「〇年分の所得税の申告書」と書いてあります。この第一表は、事業の収入の金額から税金の計算まで、一連の流れで書いていくものです。
- 第二表…第一表と比べると、ちょっと地味?何を書くのかというと、収入の内訳だとか、控除の内訳だとか、第一表に書いた数字の明細的なものでしょうかね。あと、住民税に関するものも書いたりします。
ちなみに、この「第一表」「第二表」、全員提出するものです。
一、二とくれば・・・
- 第三表…第一表と似てカラフルですが、ずいぶん様子が違います。この用紙は、株の取引などをしたときや、会社を退職して退職金をもらったときなどに作るものです。(私も昨年、公務員を退職しましたので、今回の申告では作りました。)
次に、「決算書」
お次は決算書。この決算書は、自分の営む事業の数字を書いていくものです。売上がいくらで、経費がいくらかかって…。
この決算書、種類が2つあります。
- 収支内訳書…白色申告の方が作成する決算書です。一年の収支について書き込むようになっています。
- 青色申告決算書…青色申告の方が作成する決算書です。この青色申告、一定レベル以上の帳簿の作成が条件となっているため、収支内訳書と比べると決算書もボリュームがアップしています。一年の収支にとどまらず、一年の最初と最後の時点の預金残高や器具備品などの数字、あるいは借入金額なども書く必要があります。
決算書ですが、会計ソフトを使っておられる場合は、自動で集計してくれるようです。何だったら決算書の様式自体も会計の内容からデータをもってきて作ってくれるものもあるようなので、数字の集計は機械に任せてみましょう。イチから自分で作ると、大変ですからね。
領収書や請求書は?
税務署に出す必要はありません。ただし、ご自宅や事務所で保存する必要があります。その期間7年・・・。
今回の場合で言うと、2031年3月15日までです。
「税務署の窓口で提出して受け取ってくれたんだから、申告書の中身は問題ないってことじゃないの?」と思われるかもしれません。
あれは、申告書を「ただ受け取っただけ」です。中身なんか見ていません。もちろん、見てすぐわかるような書き間違いなどあればその場で指摘を受けるでしょうが、中身をチェックして正しく作られているかなんて言うのはその場では見ていないんですね。
ですので、申告書を提出してしばらくたってから、
「先日ご提出いただいた確定申告のことでお伺いしたいんですが・・・」
と、税務署から連絡が来るかもしれません。
何より、個人事業主、フリーランスの方は、「税務調査」で調査官がやって来るかもしれません。
その時になって、「請求書とか領収書、全部捨てちゃいました」ということになったら・・・。
ですので、書類の場所も取るでしょうが、保存期間はきっちり、守りましょう。
(※保存期間は、場合によっては10年になることもあります。)
【編集後記】
昨日は朝から毎日のブログ更新。
午後からは会計ソフトの繰越作業。弥生は成功。
freeeとMFは今回の申告書にまだ対応していないようなので、しばらく様子見。
夜はポケモンをちょこっと。