会計は楽して正確に!
おはようございます。東京・練馬の税理士、村田龍矢です。
今日は、会計について。
売上、経費の集計 めんどくさいな~
年が明けて、もう一か月経ちました。
3月半ばの確定申告の期限まで、まだまだ時間はあると思っていた方、
期限まであと一カ月半ですよ~
早めに手を付けましょう。
とはいえ、
一年分の書類を集めて、種類ごとに分類して、
日付順に並べるのか、一カ月ごとにまとめるのか・・・
うん、これはなかなか大変です。
電卓をなるべく使わずに
税理士である私でも、大変だなと思うんです。
年がら年中、確定申告書に触れている私でも。
多くの個人事業者にとって、
こういう作業は一年に一回しかやらない、
そういうものでしょう。
本当は、毎月ごとにこまめに収支の計算をしてほしいところではありますが・・・。
ハードルが高いでしょうから、まずは簡単にできそうなことから。
「電卓を使わない」を目指しましょう。
これだけ聞くと、意味不明だと思いますが、
電卓で集計する、というのは間違いの素。
途中で打ち直しも効かないし、時間もかかります。
ましてや、費用の種類ごとに一年分集計するなんて・・・。
私がおすすめしているのは、
自分の取引をデータで取り出して、表計算ソフトで集計する
という方法。
そしてそのためには、
なるべく現金でのお買い物をしないでください、
ということでもあります。
さて、取引データを手に入れるためには、
事業用口座をネットバンキングにすること。
これが不可欠。
大体の場合、売上代金の回収は、口座振り込みで行っていると思います。
そして、一般的にネットバンキングにすれば、
入出金明細をデータ(CSV)でダウンロードできるようになります。
なので、事業用口座の入出金明細をデータでダウンロードすれば、
あとはパソコンの表計算ソフトで入金額や出金額を合計すればいいです。
表計算ソフト、選択したものを勝手に合計してくれますから、楽ちんです。
次に打つ手は、
クレジットカード明細をWeb明細に切り替えること。
事業用の道具や消耗品費、高速代やガソリン代、ホテル代まで、
今時なんでもクレジットカードで払えます。
そして、クレジットカードの利用明細を、
「紙」ではなく、ネット上やスマホアプリで確認できるように手続きを取ると、
利用明細のデータ(CSV)をダウンロードできるようになるはず。
(個別に確認してくださいね)
利用明細をダウンロードできれば、
それまたパソコンの表計算ソフトで費用の種類ごとに集計するだけ。
で、後は残った現金払いの書類をかき集めて計算すれば、
はい、収支ができました、と。
※注意※
データで取引を集計したと言っても、
大元の請求書やレシートは捨てないでください~
そちらの書類も、保存する必要がありますので。
楽をして正確な集計を
ということで、
- 事業用口座をネットバンキングにする
- クレジットカード明細を紙から切り替える
ことから始めていただければと思います。
ここからは私見ですが。
会計入力、楽してなんぼです。
苦労して書類を分類して整理して、
電卓でポチポチ集計して、
終わったと思っていたらどこかから新たなレシートが・・・
なんてやってたら、それやイヤになるでしょう。
楽をしましょう。
そして、正確な内容の収支ができれば、それでいいのです。
データをパソコンで集計する。
人間側が操作を間違わない限り、
データもパソコンも、嘘をつきませんので。
毎年の確定申告。
楽して正確に、さっさと終わらせてしまいましょう。
【編集後記】
昨日は朝一のブログ更新。
その後、神奈川県逗子に出張。
クライアントの会計入力チェックと、確定申告の打ち合わせ。
夕方都心に戻り夕食を摂り、帰宅。