そのアイスはいらんのや

おはようございます。東京・練馬の税理士、村田龍矢です。

今日は、そのアイスはいらんのや、というお話。

そのアイスはいらんのや

先日、とあるカフェでお茶をしていたときのことです。

少し喉を潤したくて「スムージー」を、そして小腹も空いていたので気になった「自家製プリン🍮」を注文しました。

楽しみに待っていると、まず運ばれてきたのはスムージー。

見ると、グラスの上にはドドンと大きなバニラアイスが鎮座しています。

「えっ……アイスが乗るタイプだったのか。それならアイスティーにしておけばよかったな……」

少し胃に重いなと思いつつも、気を取り直して一口。

しかし、ショックはそれだけでは終わりませんでした。

続いてテーブルに置かれた自家製プリン。

その脇に、なんと可愛らしくバニラアイスがちょこんと乗っかっていたのです。

まさかの、バニラアイス被り。

「いや、私はただスムージーとプリンが食べたかっただけなんだが……」

と、心の中で盛大にツッコミを入れてしまいました笑

メニュー表には写真が一枚もなく、「バニラアイス添え」といった説明書きも一切ありませんでした。

お店側からすれば、「アイスを乗せた方が豪華に見えるし、喜ぶだろう」という良かれと思ってのサービスだったのかもしれませんね。

しかし、受け取る側からすれば、「いや、それは求めてないんだよ」となってしまう典型的なすれ違いでした。

「不要なアイス」を盛っていませんか?

この体験、笑い話のようですが、自分のビジネスに置き換えてみると決して他人事ではありません。

専門家や事業主は、良かれと思って「あれもこれも」と過剰なサービスを盛り込みがちです。

税理士業界で言えば、頼まれてもいないのに分厚い財務分析資料を何十ページも作って渡すようなことですね。

提供する側は「これだけ分厚い資料を作ったのだから喜んでもらえるだろう」「仕事をした証明になる」と思っているかもしれませんが、

お客さまからすれば、 「いや、そんな難しい資料を読みたいわけじゃない。専門用語ばかりで胃もたれするよ」 となってしまう。

まさに、求めてもいない「巨大なバニラアイス」の押し付けです。

お客さまのニーズを把握し、コミュニケーションを図る

お客さまが本当に求めているのは、分厚い紙の束ではなく、「今、自分の会社はどういう状況で、次に何をすべきか」という本質的な答えではないか。

だからこそ、私は提供する資料をあえて極力「簡素」にしています。

専門用語を並べ立てた自己満足の資料を作るのをやめてみると、どうなるか?

それは、「お客さまとのコミュニケーションに、時間を取ることができるようになった」ということです。

机に向かって黙々と資料を作る時間を手放し、その分の時間を定期的な面談や口頭での密な打ち合わせに充てる。

定期的に顔を合わせ、言葉を交わす時間をしっかり確保できているからこそ、「今、相手が何を求めているのか」「どこに不安を感じているのか」というリアルな温度感が正確に分かるのだと考えます。

求めてもいないアイスを勝手に乗せてすれ違うこともありません笑

何を提供していて、何を提供していないのかを事前にオープンにしておくこと。

そして、不要な飾り立てを手放し、目の前のお客さまと向き合う対話の時間に全力を注ぐこと。

あのカフェで胃もたれしかけたアイスの山を思い出しながら笑、

これからも「シンプルで、血の通ったコミュニケーション」を大切にしていきたいと思います。

【編集後記】

昨日は早朝から成田山へ。

カフェで一休みし、夕食を済ませて帰宅。

帰宅後、ブログ更新。

【筆者紹介】

 

 

 

 

 

 

 

 

【国税OB】の税理士・村田龍矢        (Tatsuya Murata)。練馬区を拠点に、個人事業主や経営者に向け、難解な税金や実務の仕組みを分かりやすい言葉に「翻訳」して発信中。税務署側の視点と実務経験を活かした、安全で確実な税務サポートと、経営者の時間を奪わないスマートな非同期コミュニケーション(メール・チャット特化型)を得意とする。