「広く浅く」を手放す勇気
おはようございます。東京・練馬の税理士、村田龍矢です。
今日は、「広く浅く」を手放す勇気、というお話。
「人脈づくり」の呪縛
独立・開業をすると、
「とにかく人脈を広げた方がいい」
「異業種交流会に行って名刺を配るべきだ」
といったアドバイスを耳にします。
しかし、私自身はそのような「広く浅い」お付き合いや、大勢の人が集まるような場所へ出向くことが、あまり得意ではありません。
表面的な名刺交換だけでは、自分の強みである「誠実さ」や「深く考えること」という特性は伝わりにくいと感じているからです。
これは向き不向きの範疇ですから、遊撃戦が得意なタイプであればドンドン参加すべきでしょうね。
不向きな営業手法を自分に押し付けることほど、苦痛なことはないのです。
その代わり、入り口にはフィルターを設けています。
税理士という仕事は、お金やビジネスの根幹に関わるお仕事です。
だからこそ私は、「広く浅く」を手放し、限られたお客さまと「狭く深く」繋がる道を選びました。
私は「無料相談」はお受けしていませんし、「相見積もり」にも対応していません。
料金はホームページに書いてありますし、「お問い合わせフォーム」ではなく「依頼フォーム」しか作っていません。
一見すると不親切に思われるかもしれませんが、これは「とりあえず安くやってほしい」という方ではなく、「村田に任せたい」と心から思ってくださる方とだけ、信頼関係を築いていくための仕組みです。
「税理士=顧問契約」ではない選択肢
毎日、次から次へとお客さまと面談をしている同業もいるようですが、私には無理ですね。
私の場合せいぜい、午前に一人、午後に一人が限界です。
入り口を制限しておかなければ、精神的に疲弊していたでしょう。
ただし、入り口を狭くしている分、実際に仕事を依頼してくださる方に対しては、誤魔化しがないよう徹底しています。
その最たるものが「スポット(単発)取引の歓迎」です。
実は、多くのお客さまは「税理士に相談したら、毎月高いお金を払う顧問契約を結ばなければならない」と思い込んで、不安を抱えていらっしゃいます。
私は、そうじゃない関わり方もありますよ、と提示してあげたいのです。
「必ずしも顧問契約で縛る必要はありません。必要な時に、必要な分だけお任せください」と。
価格を明確にし、無理な契約で縛り付けないこと。
税理士と取引する際は顧問契約必須とお考えになっているお客さまに、ご自身のニーズに応じて税理士と付き合っていただきたいのです。
本当の「深い関係」とは何か
お客さまとの関係を契約で堅めることと、深い関係性を築くことは違います。
入り口のフィルターで価値観の合う方と出会い、誠実で明朗な取引を通じて
「この人は本当に自分のことを考えてくれている」
という信頼関係を築いていく。
私にとって、無理をして合わない交流会へ行き疲弊するよりも、このやり方の方が、結果的にお客さまへ100%の力を注ぐことができます。
もし、独立して「人脈を広げなきゃ」と無理をしている人がいるなら、勇気を持って「広く浅く」を手放してみてください。
自分の性質に合った関係性を築き、目の前のお客さまに深く向き合う。
それこそが、自分なりの最強の生存戦略なのだと確信しています。
【編集後記】
昨日は午前中はブログ更新。
近所の氏神さまを参拝。ランチ、図書館に寄って帰宅。
午後からは、お客さまの資料の確認、美容室。
お客さまのExcel会計。

