税務調査の最大のコストは「精神的疲労」
おはようございます。東京・練馬の税理士、村田龍矢です。
今日は、税務調査の最大のコストは「精神的疲労」。税務調査の早期終結にこだわる理由、というお話。
経営者を消耗させる「見えないコスト」
会社を経営している方や、フリーランスの方にとって、
「税務署から調査の連絡が来る」というのは、決して気持ちのいいものではないと思います。
実際に調査が始まり、何日も帳簿をめくられ、あれこれと質問を受ける期間は、
本業に集中できないだけでなく、想像以上のプレッシャーがのしかかります。
身に覚えがある場合はともかく笑
自分自身はわからないなりにでも真面目に申告をしてきたという方でも、精神的な圧迫感はすさまじいものがあるはず。
税務調査における最大のコストは、追徴課税そのものよりも、
税務調査をこれから受ける、もしくは、税務調査を受けているという精神的な圧迫感による「精神的疲労」や「本業への悪影響」という見えない部分にあると私は考えています。
目指すのは「早期終結」
だからこそ、私が税務調査において最も重視し、目指しているのは「調査の早期終結」なのです。
お客様の精神的な負担を一日でも早く取り除き、本来やるべき事業にエネルギーを戻していただくことが、税理士としての最大の防衛策だと思っています。
そのための具体的な戦術の一つが、「調査当日以前の修正申告」です。
もし、お客様へのヒアリングや帳簿の事前確認の中で、意図的な売上の計上ミスや経費の集計誤りなど「身に覚えがある」事項が見つかった場合。
私はお客さまと相談したうえで、調査官がやってくる当日よりも前に、自主的に修正申告を提出するようにしています。
事前にこちらから誤りを認め、修正申告を提出してしまうことには、大きなメリットが二つあります。
一つ目は、調査で指摘されてから修正するよりも、ペナルティである加算税の負担が安くなるケースが多いこと。
そして二つ目は、「自ら誤りを正した」という事実があることで、お客様自身の精神的な重圧が大きく軽減されることです。
実際、「先に申告書を修正して出しているのでそこまで心配しなくても済む」「後ろめたいことを修正したことで心が軽くなりました」と、ホッとした表情で声をかけていただくことが非常に多いです。
何を大事にするのか?
いわゆる国税OBという種類の税理士として、何を重視するのか?
正確な経理、早期の決算作成。低リスクの節税スキーム。
税理士に求められる要素はいろいろありますが、私としては税務調査の早期終結による、事業者の精神的負担の解消を掲げたい。
もし、これまで申告でやらかしていたのであれば、そこを反省し遡って正せばよし。
何を大事にするのかで自分の売り出し方も変わってくる。
もちろん、事業者側が正当な処理をしていると思われるにもかかわらず、調査官からの不当な課税処理を受けそうな場合は断固抵抗します。
それはそれ、これはこれ、ということで。
【編集後記】
昨日は午前中は税務調査の対応。
午前中で終了し、ランチを済ませて帰宅。
ブログ更新やお客さまの申告作成など。

