ヒアリングのときの頭の中身
おはようございます。東京・練馬の税理士、村田龍矢です。
今日はヒアリングしてるときの頭の中身について。
<参考>
ヒアリングが慣れてくれば
最初は苦手だったヒアリングも、場数をこなせば慣れてきます。
慣れてきたどうかは、まぁ、主観でいいかなと思います。
自信がついてきたら次のステップへ進みましょう。
私の場合、過去の経歴のせいでもありますが、
税理士としてクライアントからお話を伺う際は、ついつい税務調査の時と同じように対応しています。
特に最近は、ありがたいことに税務調査対応の依頼をいただく機会が増えているので、余計に。
以前、クライアントさんから、
「村田さんは国税出身だから、これまでの税理士さんとは質問のポイントが違いますね」
とのお言葉をいただきました。
は~、違うんですね。
確かにバックボーンが違うので、ヒアリングの手法も違うのかなとは薄々思っていましたが。
というか、他の税理士さんがどんなヒアリングをしているのか、知りませんしね笑
取引をイメージできるように
という観点でヒアリングをしています。
国税では、よく、
「ヒト、モノ、カネ」の動き
を押さえろと言われていたものです。
ですからヒアリングでも同様に。
例えば売上について聞くなら、
- 得意先はどこか。
- 得意先に対して「何を」販売しているのか。
- 販売している商品は、いつ、どこからどこへ、どのように得意先に届けられるのか
- 契約書はあるのか。
- 担当者は誰か。
- 取引はどのように始まるのか。
- 連絡手段は何か。
- こちらが請求書を発行するのか、得意先から支払い明細をもらうのか。
- 締め日はいつか。
- 売上代金の回収日はいつか。
- 売上代金はどのような手段で回収しているのか(振込、手形、現金・・・)
まだまだ、あるかも。
ある程度、経理の部署ができている場合は、
- 経理部署が売上を記帳するタイミングと社内でのフロー
についても聞いておくといいでしょう。
当然、クライアントによって個人事業主から企業までいろいろあるでしょうから、
クライアントの規模によっては質問項目が増えたり減ったりします。
「これは深堀しなきゃな」
で、聞いているうちに深堀した方がいいポイントも出てくるのです。
売上の締め日は20日と言ってたな。年末までの売上の計上が気になる、とか。
家事按分について、比率の計算をどうしているのだろう、とか。
個人の外注さんに日雇いで来てもらっているらしいけど、現金払いなのか・・・。
などなど。
私の場合は、「税務調査で問題になりそう」なポイントがどうしても気になってしまいますね。
こうやって、自分で気になるポイントをヒアリングした内容から抽出してさらに詳細な情報を得るようにヒアリングを進めていく。
ヒアリングを行った結果、確認が必要なポイントを絞り込んでいくのです。
【編集後記】
書類を見るのはこの後、ですね。
さて、昨日は朝一に市ヶ谷での会合に参加。
都心に戻り昼食、買い物。
Amazonのブラックフライデーセール、前から気になっていたモバイルバッテリーと充電器を購入。
あとは、ゲームもいくつか買うか。