売上の限界

おはようございます。東京・練馬の税理士、村田龍矢です。

今日は、売上について。

「ひとり」という枷

売上を増やすには、何かしらの「資源」を使うことが必要です。

製造業であれば、「材料」ですし、

小売業であれば、「在庫」ですし、

我々税理士のような専門業であれば、「知識・スキル」。

こういったものをクライアントに提供し、代わりに報酬を得ています。

報酬、つまりお金ですね。

このお金を使って、また材料、在庫、知識・スキルを獲得して、さらなる売上へと変換していく。

また、お金のほかに「時間」というものも売上獲得の資源となります。

そもそも自分の知識やスキルを獲得するために、何を差し出せばいいのか?

「時間」ですよね。

一般論で恐縮ですが、税理士資格を取得するために、数千時間もの勉強時間が必要だそうです。

数千時間という資源を投入して資格を得て、それを基にして売上を立てていく。

もちろん、開業してからも時間は大事な資源。

税務相談を受けるにあたり、時間当たりいくらで報酬を得ていますし、

それ以外の調査対応、申告作成業務なども、元手は時間です。

そうなりますと、私のような「ひとり税理士」はこの時間に枷がかけられている状態。

最大24時間しか使えません。

時間単価を引き上げる

時間という資源を増やすのは簡単です。

お金を出して他人様の時間を買えばよい。

・・・要するに従業員を雇うということですね。

人を雇うということは、その人の時間を自分の売上のために使えるということ。

税理士が売上を上げていきたいなら、人を雇って仕事をドンドンとって従業員に振ればいい。

そしてそこで稼いだお金でまた雇って、仕事をドンドン増やす・・・。

それだけの話です。

でも、そういうことをしない、というのが「ひとり税理士」。

この拡大路線は封印しているのです。

であればどうするか?

時間単価を引き上げる。

これが王道かなと思います。

これは単に、メニュー表の値段を引き上げることだけを意味しません。

それ以外に、

今まで2時間かかっていた仕事を1時間で終わらせる、「仕事時間の効率化による圧縮」。

自身の知識・スキルを商品化し「コンテンツとして販売」。

など。

時間は増えません。最大でも24時間です。

なので、より少ない時間で売上を上げることを考える。

これがポイントでしょう。

自分は何のために売上を上げるの?

これを忘れたくないですね。

売上の金額を「競う」意識の方も、世の中にはたくさんいらっしゃいますし、だからこそ、世の中は発展もしてきたという面もある。

そして、自分の数字と見比べて、劣等感を持ってしまう方も、またたくさんいらっしゃることでしょう。

でも、そもそも、売上の金額、何の基準なのでしょうか?

成功の尺度?

業界の順位?

それは後付けですよね、ということ。

売上の金額が多い少ないというものは、あくまで自分の中に基準があるはずです。

外に基準を求めると、自分以外の誰かと「競争」となります。

自分自身にの中に基準を求めると、競争相手は「理想の自分」です。

売上を上げるということは、あくまで「理想の自分」に近づくための手段。

目標・・・にするのはいいでしょうが、目的となってはしんどいですよね。

なので、売上を上げたい!と思う前に、

どんな自分だったら理想的なのかをシミュレーションしましょう。

自分の理想の生活、人生。

それを実現するために、必要な売上はいくらでしょうか?

また、実現するために必要な売上の上げ方は何ですか?

目一杯時間を切り売りして、仕事に追われて必要な売上に達するのか、

時間という資源を大事にしたうえで、必要な売上を実現するのか。

自分の理想の人生は、どちらでしょうか?

売上を伸ばしたい、という前に、少し立ち止まって考えてみましょう。

【編集後記】

じゃあお前はどうなんだと言われれば、中途半端ですわな。

効率化はまだ途上、コンテンツ販売も頓挫・・・という状態。

テコ入れが必要ですね、はい。

さて、昨日は朝一のブログ更新。

午後からはクライアントの通帳をExcelに入力し、帳簿作成の下準備。

あとは、別件のクライアントと面談の日程調整と、報酬請求など。

夕食後は「三國無双ORIGINS」。

メモ

Posted by corner-stones