個人事業主・フリーランスが外国のお金で売上をもらったとき

海外のお客様と取引をしていると、売上代金をもらうときは外国の通貨を使うことがあります。

この場合、計算でどんなことに気を付ける必要があるのでしょうか。

「外貨建て取引」という

外国の通貨がかかわる取引のことを、「外貨建て取引」と呼んでいます。

外国の通貨で売上代金をもらったり、逆に外国の通貨で仕入・経費の代金を支払うときに「外貨建て取引」のお話になります。

為替について

外貨建て取引と為替レートは切っても切れない関係にあります。

ご自身の会計処理を行う際は、「日本円」で行うことになりますし、日本国内で生活しているうえで、必要な支払いは「日本円」で行います。

そのため、売上代金で受け取った外国の通貨を日本で使おうと思った際に、日本円に換えることになります。

この、外国通貨を日本円に換える際に使われるものが為替レートとなります。テレビのお昼や夜9時のニュースで言っている、「1ドル○○円」っていうアレです。

この為替レートによって、外国通貨がいくらの日本円になるのかが計算できるということ。

円高とか、円安とか、言われているヤツです。

ざっくり言うと、

  • 円安の場合は、外国通貨→日本円にするときに有利
  • 円高の場合は、日本円→外国通貨にするときに有利

とお考え下さい。

外貨建ての会計処理は?

外貨建て取引については、様々な特例、手法がありますので、込み入ったお話しは致しません。原則的なお話だけ。

取引したときの為替レートで売上、仕入・経費の金額を計算する

ということ。

具体的に言うと、「TTM」で計算します。(TTM=電信売買相場の仲値)

このTTMがいくらかは、ご自身の取引銀行などでご確認いただければと思います。

TTMで円に換えた金額で、売上、仕入・経費の金額を会計ソフトに入力することになります。

※休日などで、その日のTTMがない場合は、その日の前最も近い日のTTMで計算することになります。

【編集後記】

昨日は朝から出張し、現場近くのカフェでブログを更新。

その後、終日仕事。