所得税と法人税、どちらが大変?

おはようございます。東京・練馬の税理士、村田龍矢です。

今日はどっちの税金が大変なのか?

読み上げ版はこちら↓

所得税は大変だ

所得税は大変ですね。

まず収入の入り口から大変。

なんと自分の稼いだ収入を10種類に分類しなければなりません。

そしてその分類ごとに、稼ぐためにかかった経費を差し引いて「所得」を出す。

この分類を間違ってしまうと、所得税の計算全体に影響を及ぼしてしまうのです。

まだ終わりません。

必死に計算してやっと出した所得から、今度は「控除」を引く必要がありますね。

最近話題の「基礎控除」や「扶養控除」など、控除の種類もまたたくさんあるわけです。

かたや法人税。

こちらは単純です。

収入の種類をわけるなんて、しなくていいのです。

法人税は「益金」から「損金」を差し引いて計算する仕組み。

益金は要するに収入のこと、損金は経費のこと。

稼いだお金を全部合計して益金の計算をして、そこから稼ぐためにかかった経費を引けば終了です。

え?控除、ですか?

法人税にそんなものはありません。

基礎控除がどうだとか、扶養親族が何人いてそれぞれ所得がいくらなのかとか、そんな話は法人税には関係ありません。

法人税は所得税と比べて、計算が簡単ですね。

法人税は大変だ

法人税は大変ですね。

まず自分自身と会社のお金を完全に区分けしなければならない。

株主は自分。社長も自分。

だから会社のお金は実質的には自分のもの・・・とはならないのです。

ちょっと生活費が足りなくなったから、会社の銀行口座からお金を引き出して、とするとそれは「給料」なのか?「借金の返済」なのか?はたまた株主への「配当金」なのか?

会社と自分のお金のやり取りは、「取引」とされて帳簿にかかなければいけなくなります。

そこをクリアしても今度は決算申告が待っている。

決算書も申告書の様式も、個人事業主時代とは比べ物にならないくらい枚数が多い。

申告書なんて輪をかけて酷い。何を書いているのかさっぱりわからない。

所得税は簡単でしたね。

売上と経費を何とか集計しておけば、国税庁のホームページで計算ができた。

パソコンが苦手でも、確定申告の時期には税務署なんかで無料相談会もある。

事業用の銀行口座からプライベート用にとお金を引き出しても経費にしなければ問題にならないし。

決算と申告書類もシンプルだし。

法人税と比べて、所得税は簡単ですね。

そういう問題ではない

どちがら簡単なのか難しいのか。

そういう問題ではないのかなと考えます。

所得税は所得税の仕組みがあって、

法人税には法人税の仕組みがあるわけです。

双方とも、競っているわけではないですからね。

それぞれの仕組みを理解して正しい申告まで到達できるのかどうか。

ここが大事なのです。

そしてちょっと自分では怪しいかも・・・

と思ったとき。

専門家へのご相談を検討してください。→単発相談

弊事務所ではスポットでも歓迎しております。

【編集後記】

昨日は午前中は家事など。

お昼前に銀座へ外出し、同業の方とのランチ会に参加。

帰宅後、税額の試算、クライアントの決算作成など。