独立するための学びはどこまでやるべきか?
おはようございます。東京・練馬の税理士、村田龍矢です。
今日は、独立への学びについて。
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計画はするが・・・
独立するにあたって、色々と前もって学んでおきたいことはあります。
独立した後で、「知っておけばよかった」と後悔はしたくありませんよね。
なので、
資格の学校に通うとか、
読書したりセミナーに参加して知識を吸収しておくとか、
独立を果たした人に会って、情報を収集するとか。
こういうことをしたくなりますし、私もやってました。
でも、こういうものは、学んでも学んでも足りない、と思うんです。
一つを学んでも、学びたいものが今度は2つ出てくる。
こういうことを知っておきたい、あれも学んでおきたい・・・。
さらに、組織に勤めているメリット、というのもありまして。
やはり、勤務先で得ることができる経験値というものはあなどれないものがありますよね。
「実務」に触れることができるというのは、大きいです。
とすると、もう少し今の職場で経験を積んで、とか、
あのポジションに異動してハクを付けておいてから、とか。
どんどん、独立する方向から遠ざかって行ってしまいますね。
公務員からの独立ということ
私が思うに、完全に満足して、準備を万端に整えた状態で、独立するというのは無理なんではないかと。
意外と、独立する「ための」準備は、独立してからでも間に合ったりしますし、独立してからでも対応できます。
私自身、税務署の公務員→税理士開業というルートをたどってきました。
税務署側で税金について触れてきてはいましたし、税務調査なんかもやってましたから「税制」そのものについては、多少は知っていたつもりです。
でも、税理士側となって仕事をするとなると、税務署時代の経験とはまた違う知識が必要となるのです。
・・・正直、税理士さんが、税務調査以外の場面で何をしているのか、知りませんでした。
税務調査でお会いする姿しか、見たことなかったので。
会計ソフトにどうやって入力しているのか、そこから申告書へどうやって繋いでいくのか。
経営相談、銀行への対応、営業など、果たしてみなさんどうしているのか、と。
いったん、退職後にどこかの税理士事務所で修行して、経験を積んでから独立。
というのも、考えました。
大事なのは機を掴むこと
結局、修行して~なんていうのはまた同じなんですよね。
税理士事務所に就職しても、修業期間が短い、足りない、まだ学ぶことがある・・・独立できない!
という風になるのです。
というか、修行目当ての人間なんて、そもそも採用しないでしょうしね。
そして、独立してからでも、学びは十分できるのです。
「経験から学ぶ」ではないですよ。
お金をお支払いして、教えてもらうのです。
業界の先輩で、
個別に相談に乗ってくれる方、
実務について動画を販売している方、
などを探してみる。
自分が疑問に思ってから動いても、案外大丈夫ですよ。
そもそも論、独立するにあたって重要なのは事前の学びではなく、
機を掴むこと
ではないでしょうか。
自分自身が準備万端整った、いつでも独立できる。
こう思っていたとしても、スムーズに独立できるかどうかは別の話。
自分自身の独立したいタイミングと、実際に独立できるかどうかのタイミングは、一致しないことも多いのです。
自分は行けるぞと思っても、思いもかけないところから横やりが入ってしまう。
逆に、自分はまだまだと思っていても、目の前に独立のチャンスが転がってくる。
そういうものですよね。
そんな時に、目の前の機を躊躇なく掴んで一気に独立を果たせるかどうか。
独立への学びを進めつつ、機が転がっていないかしっかりアンテナを張っておきましょう。
まずは、独立すること、です。
無鉄砲な行動を推奨しているわけではありませんよ、念のため。
「機」というものは、準備をきちんとしている人間の前にしか現れませんからね。
準備ができているからこそ、機をつかめた、とも言えます。
虎視眈々と、爪を砥ぎつつ・・・。
【編集後記】
昨日は朝一のブログ。
お昼前に外出し、埼玉県に。
午後からクライアントの自宅に伺い、これからの申告作成の打ち合わせを夕方まで。