ひとり事務所とコスト
どんなコストがかかるか
当税理士事務所は、税理士がひとりだけの事務所です。職員の方はいらっしゃいませんし、アシスタントのような方も雇っていません。
税理士業に限らず、サービス業という業態は、人件費がコストの中で大きくなります。ただ、私のようなひとりで事務所を営んでいますと、人件費はゼロ。
となると、次に来るのは事務所の家賃、でしょうか。これも、当事務所は駅から距離のある場所に所在していますので、家賃の負担は比較的に軽くて済みます。
事務所の決算を見ていると、大きく占めるのは、勉強代ですね。書籍代、セミナー代、研修費用もろもろ。税制は移り変わりが激しく、気を抜くと置いていかれてしまいますし、そうなるとお客様にもご迷惑をおかけすることになりますので、自己研鑽は欠かせないところ。
意外と、消耗品は少ないです。というか、ほとんどなく。
ITを進める
税理士事務所で発生する消耗品。一般的にどんなものがあるでしょうか。
コピー用紙、プリンターのインク代。印刷した書類を装丁する表紙。お客様の情報を管理するためのファイル。機密情報を消去するためのシュレッダー。ゴミ袋。
筆記用具や付箋などの文房具もあるかもしれません。
ただ・・・、当事務所では一切使っていないかなと。ひとりで事務所を営む以上、フレキシブルに小回りを利かす必要があります。
お客様とのやり取りはデータが基本。帳簿や決算書、申告書もPDFなどデータで。書類という形にしなければ、それに関する消耗品は不要となります。何より、事務所のスペースにそんな余裕はありません。
また、データを基本に仕事を進めると、パソコン、タブレット上で仕事ができます。お客様との面談も、書類を画面に映してお話を進めればいい。となると、文房具も使わなくなります。
代わりにITへの投資を
ある分野でお金がかからない分、別の分野にお金が必要となります。私の場合はIT。パソコンやタブレット、ディスプレイなど。
データを基本に仕事をする以上、こういった分野にはお金をかける必要があります。
「まったくもってお金が一切かからない」という状態は、無理があるかなという印象。
それよりも、「どこに重点的にお金をかけるのか」という考え方が大事だと思います。
【編集後記】
昨日は朝一のブログ更新。
午後からはインボイス関係の情報収集と、オンラインセミナーで自己研鑽。
夜はモンスターハンターライズ。HR43