安定性をどこまで求めるか
おはようございます。東京・練馬の税理士、村田龍矢です。
今日は、安定の追求について。
安定とは真逆の働き方へ
公務員と比べて、独立開業した後は安定性は完全に失われてしまいました。
公務員の時は、毎月ある程度同じ金額の給料がもらえます。年2回のボーナスも。
働く時間と場所も決められています。
「人事異動」という環境の変化はありますが、これも所詮は同じ組織の中の話。
基本的には「今日と同じ明日が来る」という生活でした。
この生活をしていたときは、心の奥底で「安定」を感じていたように思います。
やはり、何かトラブルがあるかもしれないが、明日も何とかご飯を食べていける、という妙な確信めいたものがあったのでしょう。
特に、給料の支給元が「国家」ですので、まぁそう簡単につぶれることはないだろうと。
ただその安定は、あくまで所属する組織に自分をカスタマイズして合わせていくことで得られるもの。
当然、差し出すものも多いわけです。個人の意思を通す、ということはかなり難しいのです。
ここに、限界を感じて独立開業を選んだのでした。
不安定さは「刺激」となる
独立後は、生活が一気に不安定になりました。
生活資金はある程度確保していたし、開業にあたっての支出も最低限にしていたので、当面の生活に大きな問題は無かったのですが、
問題は収入が見通せないということ。
ゼロから開業したのですから、これは当たり前なのですが、
明日のご飯がどうなるかわからない
という状態は、かなりメンタルにきます。
ただ、不安定な状態は刺激にもなるのです。
不安定な状態は、誰しもイヤなものです。何とかして、不安定な状態を脱出して安定した生活に移りたい。
人間の根本的な思いではないでしょうか。
その安定を自分でぶち壊しに行った私は、やはり相当な変わり者ですね笑
ただ、だからこそ頑張れる、エネルギーに替えることができると思うのです。不安定な状態を変えるために、行動を起こしたり、学んだりするのです。
この刺激を、何とかうまくコントロールしたいですね。
あまりに強い不安定さは、かえって心身にダメージが及ぶでしょうし、
逆に安定を強めすぎると刺激が無くなって自分自身が停滞してしまいそうですし。
安定と不安定のバランスを取る
100%安定にも不安定にも振り切ってしまうのは、過激だなと思います。
個人事業主の身分で言うのもなんですが、「安定」の部分も欲しいところ。
ただ安定が強すぎると、今度は毎日が同じになってしまってつまらん、となってしまうので「不安定」の部分も少しはあってもいい。
うん、わがままだなと。
一般的に、税理士業は「安定」して収入が得られると思われているようです。
顧問契約で毎月お金が入ってくるビジネスモデルですし。
なので、顧問先をの件数を1件でも多く、というのがセオリーではあります。
ただ、顧問契約を増やすとなると、やはりマンパワーがほしいところです。
人を雇うということですね。
それはそれで、めんどくさいなというのが私の厄介なところ。
収入が増えるのはもちろん嬉しいことですが、その代わりめんど~事も連動して増えていくのは厳しい。
なので、基本的にはひとりで事務所を運営していくことを前提。
そのうえで、ひとりでサポートできるくらいの顧問件数があって、最低限食べていけるくらいのお金はある。
でも。それ以上の、勉強だったり、プライベートにもっとお金を使いたければ、スポット相談や税務調査対応の仕事で別に収入を得る。
今現在では、これくらいのバランスが理想ですかね。
当然、これは生活環境が変わってくれば、バランスの考え方も変わってくるわけで。
今は仕事もプライベートもごっちゃになっているので、まだまだ不安定寄りの生活ではあります。
このバランスが安定・不安定のどちらかに極端に偏らないように、気を付ける必要がありますね。
【編集後記】
昨日は、朝から歯の定期健診と耳鼻科へ。
昼食を済ませて帰宅し、クライアントと打ち合わせ。
ブログを更新し、夕方から近所の図書館へ。