最近のAIと読書
おはようございます。東京・練馬の税理士、村田龍矢です。
今日はAIと読書について。
マインドマップを作ってくれる
生成AIの発達は目覚ましいものがあります。
AIをそこまで仕事に活用しているわけではないですが、個人的には興味関心があるところのなで、
目についたAI関係の記事はつい見てしまいます。
最近読んだ記事で、PDFデータをアップロードすればマインドマップを作ってくれるという機能を持った生成AIの存在を知りました。
これは面白そうだ、ということで早速遊んでみました。
国税庁の冊子だったり、自分がPDFにした蔵書を読み込ませてみると、ものの数分間で内容をマインドマップにしてまとめてくれるのです。
単純に、すごいなと思いましたね。
これを人間が作ろうと思うと、どれだけの時間がかかるのだろうと。
この機能を使うと、書籍や文書の全体構成が一目瞭然。
いや~、これで積ん読が解消がはかどります!
しかも何が嬉しいかというと、PDFに文字認識を埋め込んでいなくても、ちゃんとマインドマップにしてくれるということ。
官公庁が公表しているような文書は、機械内で文字認識されるように処理が施されていることが多いですが、
自分で作ったPDFはそこまでしていないことも多いので、果たしてどうかと思っていましたが、
きちんと文字を読み取ってくれているんですね。
これは、素直に嬉しい。非常に興奮しましたね。
で、どうする?
ただ、ものの1時間で飽きました。
確かに最初は、「これはすごいものが出たな」という感想だったのですが・・・
作成されたマインドマップの項目を展開し、各項目を見ていっても全然頭に入らないのです。
一応、根拠となる、おそらく本文を要約した文章も表示はしてくれるのですが、言葉が「上滑り」するのです。
文字は確かに見ているけど、頭に何も残らない。何が書いてあったのか、説明できない。
これ、私だけなんでしょうか?
いわゆる「デジタルネイティブ世代」の方なら、また違った感想を持つのでしょうか。
データをアップロードすれば、AIがマインドマップを作ってまとめてくれる。
このこと自体は素晴らしい。人間がポチポチ機械を操作しなくてもよくなります。
でも、これを学びに活用するには、方法を考える必要があるかなと思います。
よくよく考えてみたら、大抵の書籍・パンフレットには、「目次」がついているはず。
特に書籍の場合は、各章の見出しがあり、小見出しまでついてる。
最初からマインドマップみたいな構成になっているのではないかと。
中身を全部読まなくても、実は書籍の概要をつかむなら、最悪、目次だけザっと見てもOKなのです。
物足りなければ、書籍の小見出しを拾い読みすればいい。
興味が湧けば、小見出し以下にある本文を読む。
・・・マインドマップで整理された項目を読むのと、変わらないですね。
知識を引き出す取っ掛かりとしてなら
恐らく、初見の書籍をいきなりマインドマップにしてしまうから、それを使ってのインプットができない。
こういう理由かと思います。
なので、読破した書籍のまとめみたいな存在として、使うのであれば有効に使えるような気がします。
まぁこれも、読書家の方からすれば、邪道と言われるかもしれません。
「読書ノート」を自分で作った方が良いという話も聞きます。
本来は、自分で読んだ本のマインドマップを自分自身の手で作る、ということが望ましいのでしょう。
ただこれは理想論ですから、読破した書籍のマインドマップをAIに作ってもらって、それを自分の知識を引き出すための取っ掛かりにするくらいだろうか、と思っています。
書籍の内容をもう一度参照したいときとか。
生成AIというものに、素直に熱狂できないことが自分の性質なのか、あるいは老化をしたということなのか。
悩ましいところです。
【編集後記】
昨日は朝一のブログ更新。
午後からはまたしても調べ物と生成AIと触れ合い。
蔵書の整理も一段落。これで事務所も片付いた。
夕食後は「モンハンワイルズ」。