24時間税理士なのか?
おはようございます。東京・練馬の税理士、村田龍矢です。
今日は、税理士としての活動について。
「24時間公務員」
と、耳にタコができるくらい、やかましく言われていました。
前職でのお話です。
公務員という職業柄、特に税務職員に対しては納税者からの視線は厳しいもの。
職務中の不祥事は言うに及ばず、
プライベート中の事故や問題行動まで報道されます。
プライベート中なので・・・という言い訳は通用しません。
だからこその
「24時間公務員」
というスローガンなのです。
ただ・・・
こと、税務職員の場合は、もう一段深い意味合いもあるように思います。
仕事中は当然として、プライベートでも、
税金の申告誤りにつながりそうな情報があれば収集して報告することが望ましいという風潮があります。
例えば、これは典型的なパターンではありますが。
ランチに入った飲食店。
お会計の時に店員さんがレジを打たずに精算をしていた。
これ、ランチ営業の売上をごまかせる「可能性」がありますね。
こういうものを「情報」として担当部門に伝えて、組織として蓄積をしていく。
退職した今でも、
「あ、この店レジ打ってないじゃん」
となんとなく見てしまうくらいには、強烈に意識づけされていますね笑
24時間税理士、なのか?
そんなことはもちろん、無いわけです。
税理士として仕事をしている場面と、プライベートの場面、それぞれあります。
そもそも。
よくよく考えると、
常に税理士としての意識をもって行動する、
というのはさすがにしんどいです。
24時間のうち、「税理士」として活動しているのは、どれくらいでしょうか?
・・・一日、8時間くらい?
それを、多い少ない、どちらととらえるかは個々人で違うでしょうが、実際はこんなものでしょう。
となると、
プライベートの時間の方が圧倒的に多いはず。
24時間税理士、ではなく、一日の3分の1税理士、ですね。
税理士以外の部分も出す
クライアントとのおつきあいでは、基本的には税理士としての面しかお見せすることはありません。
ただ、ちょっともったいないな、と思わないでもありません。
税理士としての面は3分の1だけなのですから、それ以外の部分も出してみましょう。
税理士とクライアントの関係性というのは、確かにビジネス上のものではありますが、
ビジネス面だけを考えて関係性を持つわけではないでしょう。
税理士との関係は、どちらかというと「継続的」なものが多いはず。
今回一度、決算申告作ってもらって、はい終了、ではないはずです。
ビジネスを続ける限り、決算申告は毎年作る必要があります。
となりますと、「相性」は大事。
顧問料をたんまりもらえるので、我慢して取引を続けるのも、
逆に、
税理士は気に食わないけど、顧問料が格安なので依頼し続けるというのも、
税理士とクライアントの双方にとって不幸なことだと思います。
私としても、
村田さんだから依頼したい、
こう言ってもらいたいですから。
相性を見るうえで、税理士以外の面もお見せした方がスムーズではないかと思います。
私の場合、
- XやFacebookで、毎日の行動を「日誌」として発信
- ブログで税金ネタ以外の自身の考え方などの発信や編集後記
というもので、なるべく税理士以外の側面もお見せするようにしています。
自分のプライベートな人となりを知っていただくというのも、
税理士業を行う上で重要な要素になっていると、最近では考えています。
・・・こう考えると、実際は、24時間税理士というのもあながち間違いではない?
【編集後記】
昨日は朝一のブログ更新。
午後からはクライアントから受け取った資料の検証と納税額の試算を。
確定申告作成を見据えて。
夕食後は「三國無双ORIGINS」。
モンハン発売までに、一区切りつけるか?